2017年11月21日火曜日

プロティノスの知的態度



昨日から普通のペースで進められるようになってきた
これまで寒いので外に出たくないという気持ちがあったが、それがなくなってきた
そして頭痛も消えている
体調が戻ってきたのだろう


田中美知太郎氏の「プロチノスの著作・人物・時代」の中に興味深い一文を見つけた
「プロチノスの『三つの原理的なもの』のなかで、自分の思想はみな既にプラトンのうちにあることを語って、自己獨特の思想などといふものを、すこしも誇ろうとはしなかったのであるが、そのプラトンに對して彼は、心からの信愛と尊敬を寄せてゐたわけで、彼のプラトン引用には眞の愛讀者でなければ出來ないやうな味がある」
プロティノスのような認識は極めて重要であると考えるようになって久しい
自分が考えることなどすでに考えられていると気付くことで得られるものは大きい
それによってわれわれは独創性というものから解放される
それは何を意味しているのかと言えば、我々は学ばなければならないということだろう
自分が考えたことは過去に眠っているからだ




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