2017年5月29日月曜日

子供たちに伝えられていた哲学精神



先日エンジンをかけたはずだが、この間アイドリング状態から抜け出せなかった
二週間の間、フランス時間のままであったことになる
時間的な余裕があることにして、休養を欲していたのかもしれない
向こうでは見られないテレビを観て、食べて寝るだけなので体重も増加気味
今週から動き出したいものである

昨日のこと
イタリアの美術教育家を招いて子供たちに美術を教える番組が流れていた
先生は美術の技術を超えるものを伝えようとしていた
1週間の間に子供たちがどのように変化していくのかを見るのは興味深かった
大人もそうだが、子供も見知らぬ人との交流、自己表現が苦手であることが分かる
しかし、一旦溶け込んでしまうと身内に対する表現に変わるのだが、、

その中で先生が重要なことを言っていた
自分の外と内を観察して、そのことについて考える時間を持つようにすること
これまでに蓄えたことを思い出し、繋ぎ合わせ、想像力を働かせること
自分を観察することをしない人間は、批判に向き合うことのできない弱い人間になる
それから、自分の作品を言葉で説明できるようにすること
これらを実行できれば、個人だけではなく、社会も国も大きく変わる可能性がある
その前に、このことを意識できなければ何事も始まらない
しかし、その認識も実行も至難の業であることを経験してきた
これらはわたしが考えている哲学の基本になることと通じているのに驚く
そこにヨーロッパ精神のようなものを見るのはわたしだけだろうか? 
子供の時からこのような態度で歩んでいると、どんな大人が出来上がるのだろうか?


それから、先日も触れたが、テレビではヨーロッパの紹介映像が目に付く
フランスの世界遺産、ドイツロマンチック街道、ルクセンブルク、パリのシネマなどなど
いずれも記憶を刺激するものであった
そして、いつも感じていることだが、日本から観るヨーロッパは何と美しいことか






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