2017年2月18日土曜日

久し振りのガスの朝、そして大統領選



今朝は久し振りにガスがかかっていた
しかし、いつものようにお昼に向けて次第にガスは薄まり、午後からは晴れ上がった
夜にはラグビーの試合が予定されているようで、グラウンドがライトアップされている

日本では花粉の季節が始まっているようだが、ここに来て目がやや痒いような気がする
パリでもそういうことがあったが酷くはならなかったので、もう少し様子を見てみたい
まだ天国であってほしいものである


大統領選である

一回目の予想得票率の順位は以前と変わらない
トップを走るマリーヌ・ル・ペンにフィヨンと同じ問題が指摘されていた
ヨーロッパ議会の助手として雇っている12人の内2人がそこでは働いていないという疑惑である
一人はル・ペンのボディーガードとして、もう一人は個人の助手として働いていた
ブリュッセル、ストラスブール、ルクセンブルクでの勤務と居住義務が守られていなかったのである
ル・ペンはそのことを認めている
しかし、2009年からの給与34万ユーロの返還を彼女は拒否している
フィヨンの場合に比べ、こちらは大きな問題にされてこなかった印象がある
これからどうなるのだろうか

一方、左派の連携だが、アモンとメランションの間で既に話し合いがあり、さらに続けられるという
この二人にヨーロッパ・エコロジーヤニック・ジャドーを加えた共闘も視野にあるようだ
基本的な合意点は、エコロジーに重点を置いた経済への転換と労働者の状態の改善
ヨーロッパをどうするかについて同意が得られるのかが問題になるようだ
上記と同様の政策と財政的な支援、安全対策などについてEU内での条約締結に至るのかどうか
メランションは連携への道は容易ではないという前回と同じ考えを表明している

現在ル・ペンに続いているマクロンだが、アルジェリアを訪問して語った言葉が問題になっている
それは、「アルジェリアの植民地化は人道に対する罪である」というもの
これはアンチ・フランスで、現在の基準で過去を断罪するのは許されないとの批判が起こっている
特にフィヨン・サイドからの攻撃が激しく、彼は政治的に未熟であるとしている
フィヨンの支持率が回復したと前回書いたが、そういうことはないようだ
現在、サルコジと接触して助けを求めているようである

別のターブル・ロンドでは、一回目と二回目の投票の基準が違うという話が出ていた
一回目は自分の支持するところに固執するところがあるという
ル・ペンはおそらく決選投票に進むだろう
助手の問題があっても支持が減らないのは、とにかく彼女の政策を支持する層がいるからだという
それが二回目になると、国を任せられるのは誰なのかという基準になるという
今のところル・ペンは選ばれないような数字がある理由は、その辺りにあるのかもしれない
彼女は権力を行使した経験もないし、国に亀裂が生まれる可能性があるという見方もあるようだ







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