samedi 25 mars 2017

久々の快晴



昨夜はアパルトマンのどこからか激しく言い争う声が聞えた
今日は久し振りに気持ちよく晴れ上がってくれた
向かいのグラウンドには、春の華やぎと喜びが入り混じった声が溢れている
今日は外気を浴びながら、アパルトマンで気分の向くままプロジェに当たることにしたい



夜、アメリカの気分になり、アメリカの現世を味わう
ものをはっきり言う国である
言い切る国である
日本から見たら、完全な異空間になるだろう






リベラルの番組である
今の日本では不敬などと言われそうな内容が満載だ
後半に、専制政治についての本を出したイェール大学の先生が出てくる
日本でも議論されているナチスの例が取り上げられていた

正統な選挙で選ばれた後、独自の政策を進める
緊急事態ではその指示に従うのではなく、自分の権利を第一に考えること
そして、制度を捻じ曲げようとする流れに抗して制度を護るように努めること
制度がわれわれを護ってくれると考えないこと
真実を第一に考えること
それ以外が罷り通るようになると信頼は生まれず、危ない
論理的におかしなことが平気で罷り通る時も注意が必要だろう

これらは世界的に憂慮されている問題のようだ





vendredi 24 mars 2017

わけのわからない世界にいる



いやはや本日も曇りで、やや寒い
朝から街に出る
二時間ほどプロジェをやってから、久し振りにフランス語のクールへ

今日のエクスポゼは、韓国からの人が安楽死を取り上げていた
議論を聴いていると、ヨーロッパの人の強い個のためか、はっきりとした主張が目立つ
若いということもあるのかもしれない
訥々と静かに話すモンテネグロの女性も静かだが主張を言い終えるまでしつこく話す
他の人がもういいのでは、、というような表情でいてもである

わたしなどは比較的あっさりしているが、日本人としては平均的ではないだろうか
韓国の人もそういう傾向があるが、中国の人ははっきり言うところがある
いずれにしてもいろいろな国の若者の話を聴くのは面白い
それと、当然のことながら彼らはほとんどが20代前半
箸が転がってもおかしい年頃というのは世界共通なのだろうか
とにかく賑やかだ

このクールがどれほど役立っているのか分からない
外界に対する感受性を上げているところはあるようだ
今日、クールで扱われるフランス語を聴くことにあまり熱意を感じていないことが見えてきた
こちらの9年に及ぶ習いが性になってしまったのだろうか
自分の領域についてのお話であれば、もう少し積極的になれるのだろうが、、
ただ、周りがぼんやりとした世界にいるというのも捨てがたいものはある






jeudi 23 mars 2017

パリで想定外の対応



今日も曇りで気分が晴れない
今朝は用事を済ますためにパリに向かった
もうパリに来たからどうということはなくなっており、いつものように「こと」を済ますという感じである
用事も無事に終わる
想定外の対応をしていただき、感謝に堪えない
今は駅のカフェ
夕方のアンターシテでトゥールに戻る予定である





mercredi 22 mars 2017

微かな接触




このところ相変わらずの曇りと雨の日が続いている
ただ、冬の間裸だった木々の枝には緑の葉が徐々に付き始めている
まさに生命の息吹である
昨日の夕方には雨上がりの青空が見えていたが、今日は再び雨


いつもの旧市街のカフェでのこと

フランス語のクールに出ている翻訳家志望のメキシコからの学生さんがいて、言葉を交わす
フランスでの生活は基本的に知っている人には会わないというものだが、ここでは違うのか
町が小さいことと僅かばかりの社会生活をしているからだろうか

暫くすると、「仕事」に打ち込んでいるわたしの方を見ている学生風の女性の視線を感じる
知っているとすれば、上のクールに出ている学生さんしかいないはずだと思い、顔をじっくり見る
しかし、見覚えはない
そうしていると、向こうから話しかけてきた
どうもアルバイトの募集に応じて来て、この店の責任者を探していたようである
この自分が外からどのように見えるのかは全く分からないということを改めて感じる
先日のバイトの学生さんは選択肢に大学の先生や作家を挙げていた
パリであれば、あなたと同じですよ、と答えたのだが、、

昨日今日と比較的良い時間を過ごすことができた
ただ、ここで欲を出して次を目指すと駄目であることが判明
帰りのバスを待っている時、丁度夕方のラッシュアワー
渋滞でやることがなかったのか、中年のドライバーがこちらに笑顔を振りまいて手を振っていた
こういう瞬間は日本ではなかなか味わえないような気がした

やはり、いま外国にいるようである






mardi 21 mars 2017

サイファイ研究所ISHEから催し物のご案内



サイファイ研ISHEの今年前期の活動予定は、以下のように決まりました

第3回サイファイ・カフェSHE札幌
  <科学を哲学や歴史の視点から考え直す>

  2017年6月3日(土) 16:00-18:00
  札幌カフェ(5階会議室)
  
  テーマ: 病気が治るとはどういうことか
  ポスター 

第5回カフェフィロPAWL
  <「生き方としての哲学」の流れにある哲学者の考えを振り返る>

  2017年6月9日(金) 18:30-20:30
  ルノアール・飯田橋西口店(2号室)
  
  テーマ: ソクラテスの死が意味するもの
  ポスター

第1回サイファイ・フォーラムFPSS
  <科学者を中心に科学の外から科学を考え、科学を文化にする>

  2017年6月10日(土) 13:45-16:15  
  日仏会館(509号室)
  
  テーマ: フォーラムの方向性について
  ポスター 

第11回サイファイ・カフェSHE
  <科学を哲学や歴史の視点から考え直す>

  2017年6月16日(金) 18:30-20:30
    ルノアール・飯田橋西口店(2号室)
  2017年6月17日(土) 16:30-18:30
    ルノアール・四谷店(3階A)
  
   (両日とも同じ内容ですが、会場と時間が異なっています)  
  
  テーマ: エルンスト・ヘッケルの科学と人生
  ポスター 

第1回ベルクソン・カフェ(2回シリーズ)
  <フランス語のテクストを読み、哲学する>

  (1)2017年6月24日(土) 16:00-18:00
    恵比寿カルフール(A会議室)

  (2)2017年7月1日(土) 17:00-19:00
    恵比寿カルフール(B会議室)

    (開始時間と会議室が異なっています)
     1回だけの参加でも問題ありません
  
  テクスト: Pierre Hadot, « La philosophie comme manière de vivre »
        (「生き方としての哲学」) 
        Exercices spirituels et philosophie antique (Albin Michel, 2002)  p. 289-304
   
   参加予定者にはあらかじめテクストをお送りします

  ポスター


興味をお持ちの方の参加をお待ちしております
研究所の活動にご理解のほど、よろしくお願いいたします







lundi 20 mars 2017

プロジェをどう考えるか




今日も終日曇っていた

今年はプロジェを進める年になると感じていた
しかし、プロジェに義務や期限を感じるようになると、気持ちよく進めることが難しくなる
自然に身を前に投げ出すという感覚から「仕事」に変化するからだ

この状態をどのように見ればよいのだろうか
一つの見方は、それを何と呼ぼうが、期限なきものと最初から考えてはどうか
そうすると、頭の中の空間が急に広がってくるような感覚が襲ってきた
それでよいのではないか

別の言い方をすれば、自分がやりたいと思っていることすべてがライフワークということになる
すべてのプロジェがライフワーク
いやはや大変なことになってきた
本当にこれが最良の解決策なのだろうか





dimanche 19 mars 2017

「生き方としての哲学」とは



本日も曇りで冴えない一日であった


2006年12月にパリのリブレリーで偶然に手にした本の中で、「生き方としての哲学」に出会った
振り返ってみれば、この言葉はその後を決めることになったように見える

  運命の出遭い?があったリブレリー再訪(1 février 2016)

この言葉に出会うまでは、理論的な思考、体系の構築こそが哲学の仕事であると思っていた
あくまでも漠然とした印象にしか過ぎなかったのだが、、
当時、それをこれからやっていくことには抵抗があったが、この言葉でその認識が変わった
もう一つの道が魅力的に見えたからだろう
これは「わたしの発見」であった

しかし、哲学に入ってみて、それは哲学にとっても発見だったことが分かったのである
その背後には、ピエール・アドー氏が古代の哲学の中にその要素を見出し、訴えたことがあった
さらに、アドー氏をコレージュ・ド・フランスに誘ったと言われるミシェル・フーコーもそこに加わった
哲学という営みには、その始まりから理論と生き方に関わる道があった
しかし、その一方が時代が進むに従い、忘れ去られていったということだろうか
より正確には、二つの要素の強調される割合が、時代とともに変化しているということかもしれない
哲学の持つもう一つの側面が意識されるようになった現代ではあるが、それは少数派に留まる

「生き方としての哲学」という場合、そう言われているものを研究することではない
自らの哲学を自身で生きるということを意味している
思想と実践の一致が求められることになる
生易しいことではないだろう
しかし、ソクラテスが命を懸けて伝えたことは、そうしない生は生きるに値しないということであった
どこかで聞いたような気もするが、それ以外に道はないということになる






samedi 18 mars 2017

サイファイ研、今年前期の会場設定



昨日と打って変わって、今日は一日どんよりと曇っていた

以前にも触れたが、月末までには今年前期のサイファイ研の会の場所を決める予定にしている
が、なかなかうまく行かないものである
一瞬困ったと思うが、新しいところを探すことになる
ただ、それは気分転換にもなるかもしれないし、どこかに繋がることになるかもしれない
そう考えることにした
何ごとも実験である
いずれにしても、来週には前期すべての予定をこの場に発表できるようにしたいものである





vendredi 17 mars 2017

新しい美術館 CCC OD 発見、すでに出会っていたオリヴィエ・ドゥブレ




今週初となる旧市街のカフェで比較的集中できた時間の後、アナトール・フランス広場の方に歩く
途中、建物の間から見かけない石の塊が目に入った
すぐに彫刻ではないかと思い、その方向に行くと新しい建物がある
ガラス越しに覗いていると、受付と思われるところにいた人がこちらに来て、ドアを開けてくれる
入り口は反対側ですが、ここにいるのだからいいでしょうと言って入れてくれる
そこは今週開いたばかりという美術館で、なぜか浮き浮きする

そう言えば、このサン・ジュリアン教会がある辺りは、以前から工事をしていた
ただ、何ができるのかはわからなかったのだが、その一つがこの美術家だったのだ
名前は CCC OD という
Centre de Création Contemporaine Olivier Debré の略である
「オリヴィエ・ドゥブレ現代創造センター」とでも言うのだろうか
写真撮影はOKとのことだったが、今日はプロジェが終わってすぐ帰る予定だったのでカメラ不携帯
こういうことがよくあるが、今回は対象は逃げないので改めて出向くことにした
今日はパンフレットを貰い、ブティックを覗き、係りの人三人と言葉を交わしてきた
いつものことだが、言葉がしっかりしていることに感心する

係りの人に美術館の名前に付いているオリヴィエ・ドゥブレという人について訊いてみた
パリ生まれの画家で、アンボワーズ近郊に祖父の家があり、そこをアトリエにしていたという
帰ってウィキにある写真を見ると、以前にこのページを訪問したことがあるような記憶が蘇ってきた
早速、前ブログを検索すると三つの記事が現れ、びっくりした
すっかり忘れていたようだ
しかも、その中の一つには作品が二つも取り上げられていた
こんな繋がりが出てくるとは、思いもよらなかった
トゥールの楽しみが一つ増えたことになる






jeudi 16 mars 2017

外国人研究者のための交歓会

           Villa Rabelais


本日は久し振りの実に気持ちの良い快晴となった
午前中から大学のヴィラ・ラブレーで外国人研究者の交歓会があった
このヴィラはトゥールに相応しく、ガストロノミーの研究をするところになっているとのこと
外国からの受入れを担当している Euraxess という組織が中心になってオーガナイズされたようだ
入り口には出迎えの係りの方が控えていて、手を振って迎えてくれた




最初に大学関係者から大学の紹介と特に国際交流についての説明があった
海外の研究施設との連携を強めようとしているようで、世界的な傾向がここでも表れていた
外国からの学生はほぼ3000人で、表には日本は出てこなかった
順に、モロッコ、アルジェリア、中国、ドイツ、イタリア、セネガル、コンゴ、英国、米国などが見えた
他方、外国に出ている学生は700人を超えていた
順に、カナダ、英国、スペイン、ドイツ、イタリア、米国、オーストラリア、インド、中国、ベルギーなど
研究者のレベルでの交流も積極的に進めようとしている姿勢が、今日の会にも表れていた
ただ、しゃかりきにやるという様子は全く見られず、どっしりと、ゆったりと落ち着いている
好感が持てる点だ

主催の Euraxess のサービスはきめ細かく、わたしがここに来る時にも非常に役に立った
歓迎されているという感覚が湧いてきたものである
今日初めて対面して、その感をますます強くした




大学側からの説明が終わった後、研究者の方が自己紹介するセッションがあった
正確な人数は分らないが、20-30人ほどの研究者が参加していたのではないだろうか
出身は英国、米国、カナダ、スペイン、スイス、インド、中国、南アフリカ、ロシア、 ブラジル、日本など
日本からは、わたしの他に2名いた
お一人はインド出身で理研からこちらに来られた方
もうお一人は、京大法学部の曽我部真裕先生であった
お若い時からフランス語に親しみ、フランスの法も専門にされているとのことであった
やはり、高齢になってから始めた者とは違うようで、これは致し方ないのだろう

スペインから医学を終えた後、医学の歴史を研究している方も参加されていた
興味を同じくするところもあるので、これからお話ができれば幸いである
また、上の写真の方はUCLAの Malina Stephanovska さん
東欧出身で、アメリカで教育を受け、感情の問題をフランス文学などを通して研究されているようだ
バーティでお話を伺ったところによると、哲学にも強い関心をお持ちのようであった
すべてのプレゼンテーションが終わった後、カクテルパーティとなった




大学の紹介をされた先生は、これから関西に出掛けるとのこと
お花見を楽しみにしている様子であった
また、大学で同じ研究チームに属している方がいることも分かり、これから議論ができそうである
籠りがちな身には刺激に満ちた会であった
改めて、Euraxess の皆さんには感謝したい


帰り道、今日はどうしようもなく春であることを実感
これまでの装いでは汗が噴き出てくるほどであった